代理店募集のお役立ち情報

代理店ビジネスのメリットやデメリットのお話

代理店を増やせば会社は大きくなる?!

会社を大きくするために、自社の商材を販売してくれる「代理店を増やす」という選択肢は正しいのかどうか、迷っている方はぜひ読んでください。まず最初に結論から言うと、「会社を大きくするなら、代理店展開は確実に重要なポイント」になります。

ただし、何を持って会社が大きいと定義するかは色々ありますので、ここでは「売り上げを増やしたいのならば、代理店展開は重要なポイント」とします。

なぜ売上を増やすために代理店展開が重要なのか?

では、「なぜ売上を増やすために代理店展開が重要なのか?」というと、シンプルに売り手が多ければそのぶん「数が売れ、売り上げが増える」という原理原則があるからです。

たとえば、社長が頑張って一人で売れる数は知れています。しかし、代理店の力を借りて販売すれば、その数は何倍にも、何十倍にもなります。非常にシンプルですが、サービスを販売するための研修やサポート体制を一人でコントロールし、販売の部分を代理店に任せてしまえば、売上は一人で販売するよりも「はるかに大きな数字」になって結果として現れます。

一人では1日に24時間しかなかったとしても、代理店の力を借りることで販売に関わる時間を増やすことができるわけです。これが「売上を増やすために代理店展開が重要」となる理由です。

代理店募集をする際に気を付けたいこと

結論、「代理店の募集をすべきか?」ですが、これについては、イエスでもノーでもありません。前述の通り、販売に関わる時間が増え、「売上増加に注力できるのが代理店展開戦略」です。

しかし忘れてはいけないのが「利益」です。いくら売上が多くても利益が出なければ意味がありません。年間売上が100億円ある会社でも、利益が100円しかなければ、営利目的として完全に失敗している会社と言えます。

「代理店が何のために人の商材を一生懸命販売するのか」を考えれば当然わかります。売った対価として「販売手数料をもらうため」です。タダで動いてくれる代理店はいません。当然手数料を支払う必要があります。

手数料単価を決める際に気を付けることは、販売額と利益のバランスを考え、じっくり検討することです。一度決めた手数料条件を、途中で変える(特に下げる)のは容易ではありません。後々、売っても売っても「ほとんど利益が残らない」とならないように、じっくり検討する必要があります。

手数料条件をどう設定するかが利益率を変える

では、「一つ売って1000円」という設定をしたとして、代理店は集まるでしょうか。販売の難易度にもよりますが、表向きはそれほど魅力的な条件とは思われないかもしれません。しかし、1時間に10個売れるような非常にライトな商材だとしたら、どうでしょうか。それなりに魅力ある商材と思うはずです。

まとまった時間を確保できる一人稼働の代理店なら、1000円×10個×7時間=7万円の手数料を得ることができます。月に20日稼働として、7万円×20日=140万円の手数料です。これは一人で稼働すると考えると十分な売上です。

上記のような条件で代理店にもメリットがあり、かつ、1個あたりの販売対価として1000円の手数料を払っても利益が出るようなら、成り立つ可能性が高いです。

あとは何個売れば、どのくらいの利益額になるのか?利益率はどうか?などいくつかの分岐点を計画し、新たに投資できる額などを設定し遂行していけば、徐々に拡大するストーリーが出来上がるはずです。

このように、売上を増やすために代理店展開をするにしても、それなりの利益を得ながら事業活動ができるような「仕組みや手数料条件を設定」する必要があります。

代理店を増やせば会社は大きくなる

代理店戦略を上手に活用すれば会社は大きくしていくことができます。代理店展開を成功させるためには、どちらか片方だけが良くなる仕組みではなく、双方にメリットが生まれるWIN-WINの関係が欠かせません。

これはどんなビジネスにも言えることですね。